記事詳細

【阿部亮のつぶやき世界一周】新たな宇宙論の幕開け!? 超巨大ブラックホールの大爆発

 2月末に驚愕(きょうがく)のニュースがあった。それは観測史上最大の巨大爆発が起きて、その痕跡として、超巨大なクレーター状の空洞(直径10万光年の天ノ川銀河15個分の大きさ)が発見されたコト。そしてその原因が、超巨大ブラックホールの爆発だったとのコト。

 今は空洞になったその場所に存在していた莫大(ばくだい)な数の星々や爆発した超巨大ブラックホールはどうなったのか、さらにブラックホールがナゼ・どうすると大爆発するのか? 疑問だらけなので調べてみた。

 まず巨大爆発が起きた場所は、地球から3・9億光年離れた「へびつかい座銀河団」の中心付近。そこは、いくつもの銀河や、多数の銀河の集合体である銀河団が、衝突・融合を繰り返している活動的なエリアだ。

 莫大な数の星々をまとめて銀河を形成するには、その中心に太陽の数百万~数十億個分の質量を持つ巨大ブラックホールが存在している。そして、超巨大ブラックホールは、その重力による銀河の衝突・融合の際に、互いの中心にある巨大ブラックホール同士が合体して形成されると考えられている。

 なのでブラックホールは、近隣の星や星間物質や、ブラックホールをも飲み込んで、ひたすら巨大化し続けて、最後には宇宙は、1個の超々巨大ブラックホールだけになるとの宇宙終末論も存在している。

 だが今回のニュースは、何らかの力でブラックホールも爆発・破壊される可能性があるとの意味か? 新たなブラックホール・宇宙論の幕開けになるかもしれない。

 ■阿部亮 19歳で陸路を世界一周。放送10年目になるニッポン放送「阿部亮のNGO世界一周!」のメインパーソナリティ。ミャンマー、ネパール、カンボジアに12校の学校と病院を建設。2019年、第53回社会貢献者表彰(日本財団賞)を受賞。

関連ニュース