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【大崎裕史 麺喰いにつき】唯一無二の麺料理「麦そば」 愛知県豊川市「麦そば専門店 麦の上」 (1/2ページ)

 2019年5月に発売された「ミシュランガイド愛知・岐阜・三重2019特別版」で見事一つ星を獲得した行列人気ラーメン店「ガチ麺道場」。私も食べているが、愛知県豊川市まで足を運び、しかも行列に並んで食べる価値のある見事なお店だった。東海版は毎年発行されるわけではないので、この号に載るかどうかは商売的には大きな分かれ道。載ったお店は数年間営業的に安泰だと思われていた。

 ところが、「ミシュランなんて関係ないよ」とでも言いたげに同年9月に閉店。ど、どうしたの? 体でも壊してしまったの? と心配したが同年11月、同地に「麦そば専門店 麦の上」をオープン。聞くと「違ったことをやりたくなった」と。どんだけ変態店主なのか(←褒め言葉:笑)。

 確かにミシュランに載ったこともあり、豊川市の住宅街にありながら安定的にお客さんは来ていた。しかし「うちのことを理解してきてくれているのか? ミシュランに載ったから来てるのか?」、そんな禅問答の末に締めてしまい、ラーメン店ですらなくなった。

 かん水を使わない麺なので定義としては中華麺ではなく、お店も「ラーメン」という言葉は一切使っていない。「麦そば専門店」である。変わり種が好きだからこそのコレクターの私は、そんな異端麺料理が大好きだ。もちろん「おいしい」という前提付きだが。

 3人だったので「麦そばのざる1580円、麦そばの醤油1200円、麦そばの塩1280円」の3種類を注文。自家製麺を1種類作るのも大変なのに3種類しか頼んでないのに4種類の麺。頼まなかった他のメニューはまた違う麺でいったい何種類の麺を用意しているのやら。

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