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【大崎裕史 麺喰いにつき】唯一無二の麺料理「麦そば」 愛知県豊川市「麦そば専門店 麦の上」 (2/2ページ)

 大きな特徴は最近見るようになった「もち小麦」や初めて見る「もち大麦」を使っていること。この麺=麦そばが素晴らしい。しなやかでもっちりしたコシとなめらかな麺肌、食感や喉越しの独特さ。もちろん中華麺ではないので似たようなラーメン店を探すのは無理。うどんやそばともまるで違う。まさに「麦そば」なのだ。それを牛テールと魚介を使った優しい味わいのスープと天ぷらや薬味を使って食べる。素晴らしい麺料理だ。

 一番安い麺メニューでも1200円だが、「ラーメンではない」ので1000円の壁がどうのこうのは無関係。ちゃんとしたそば屋さんに行くと1000円以上は当たり前の世界を見るように「麦そば」という新しいジャンルを創り上げていることが素晴らしい。

 「ミシュランに載っているから来た」という人がいなくなり、並びも少なくなったみたいだが上質な麺の新ジャンルと理解した人なら通うはずだし、全国から食べに来てもおかしくない唯一無二の麺料理。

 ■ラーメン耳寄り情報

 麦そば専門店 麦の上(愛知県豊川市) ミシュラン東海版で星を獲った店主がその座をなげうって新業態にチャレンジ。2019年11月にこの店をオープン。牛テールと魚介をベースに麺はもち小麦やもち大麦を使用。独特の食感の「麦そば」を提供。唯一無二の味。

 ■大崎裕史(おおさき・ひろし) 自称「日本一ラーメンを食べた男」。2019年6月現在で1万2500軒、2万5500杯のラーメンを食破。株式会社ラーメンデータバンク代表取締役、日本ラーメン協会理事。Webおよび携帯の「ラーメンバンク」を運営している。

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