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【松浦達也 肉道場入門!】新橋・鳥繁が手がける「どんぶり子」で味わう正しい丼の食べ方 (2/2ページ)

 そして2周目には卓上に置かれたミル入りの実山椒をぜひ試していただきたい。

 丼の上でミルを絞る。濃緑色の実山椒が荒く挽かれて、鶏肉の上に降り積もる。炭火焼きの香りに加えて、ほのかな柑橘が丼から立ち上る。

 ふたたび間髪入れず、丼をかっこむ。先ほどの無限に膨らむかのような味わいがピリッと引き締められる。

 東京駅地下の「キッチンストリート」には注文からわずか数分で提供される、凝縮された幸せがある。

 そして食べ終えて、こう思う。「今度は夜に新橋にある総本店のそぼろ丼も食べたいな」と。

 ■松浦達也(まつうら・たつや) 編集者/ライター。レシピから外食まで肉事情に詳しく、専門誌での執筆やテレビなどで活躍。「東京最高のレストラン」(ぴあ刊)審査員。

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