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【MCIリバーター 軽度認知障害回復奮闘記】歩幅を広くしてスピードアップ! 大股速歩で認知症を回避 (1/2ページ)

 最寄り駅まで歩いてたどり着くのにかかる時間が長くなったと感じていませんか。ぼくの場合、60歳を過ぎてから毎日同じ時刻に自宅を出ているのに、乗ると決めた定刻の電車に間に合わないことが続いた。

 東京・荒川区にある自宅から駅までの距離は1キロメートル弱。それまで12分あれば十分だったのに、1分遅れ2分遅れ、軽度認知障害と診断された5年前には悪くすると16分以上もかかった。おまけにときどきつまずいたりするのも気になった。筋トレの本山輝幸さんに相談すると、

 「年を取ると歩幅がだんだん狭くなってきます。前に出す足を1センチか2センチ遠くにほうり出すようにして歩いてみてください。かかとから足が地面につく。すると認知症リスクも減るのです。散歩の習慣はお勧めですが、ダラダラ歩いていても予防効果はない。少し息が荒くなるくらいの速足で」

 といわれた。忠実に実践して少しスピードは戻った。でも駅まではまだ13分かかる。

 4年余り前に「シリーズ認知症革命」と題したNHKスペシャルに出演したときのことだ。打ち合わせで担当ディレクターから、

 「歩く速度が遅くなると認知症のリスクが高まるという海外の研究結果がある」

 と聞いた。番組ではMCの桂文枝師匠と武内陶子アナウンサーがスタジオに敷かれたマットの上を歩く訓練をした。

 「スピードの目安は秒速80センチが認知症リスクが高くなる分岐点だそうです。(日本国内の)横断歩道は通常、秒速1メートル(100センチ)で渡れるように設定されています。これまで楽に横断歩道を渡り切れていたのに、途中で信号が赤になったり、点滅するまでに渡りきれなくなったら危険信号です」

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