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【中原英臣 あの医療情報ウソ?ホント!】新型コロナで“経済恐慌”の可能性 そろそろ「出口戦略」検討を

 世界保健機関(WHO)は3月11日、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大について「パンデミック」を宣言しました。WHOがパンデミックを宣言したのは、2009年のH1N1型インフルエンザが流行したとき以来のことです。

 パンデミックというのは新しい疾患の「世界的な感染拡大」のことです。現在、新型コロナウイルスの感染は南極を除くすべての大陸で確認され、感染者数は15万人を超え、6000人以上が死亡しています。

 WHOのテドロス・アダノム事務局長は、「この状況をパンデミックと表現したことで、このコロナウイルスが投げかける脅威についてのWHOの見解が変わるわけではない」と指摘したうえで「このウイルスの抑制と制御が可能なことは、複数の国が実証している」と強調しています。

 日本政府も10日に新型コロナウイルス感染症への対応を「歴史的緊急事態」にはじめて指定し、新型コロナウイルス感染症を新型インフルエンザ等対策特別措置法に適用し、必要に応じて緊急事態宣言を出せるようにするための改正案が13日に成立しました。

 こうしたことを受けて国内には社会的な動揺が広がっています。このままでは本当に経済的な恐慌になってしまう可能性があります。そろそろ出口戦略を考えていかなくてはなりません。

 同じイベントやスポーツでも室内と野外で実施するものではリスクが違いますし、同じ国内でも感染が拡大しているのとそれほどではない地域でもリスクは違います。政府はそれぞれの状況を考慮したうえでイベントやスポーツの自粛を指示することを望みます。

 また、和歌山県の済生会有田病院のように院内感染を終息させることに成功したケースもあります。こうしたケースをモデルとして新型コロナウイルス対策を検討することも必要と思われます。

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