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血液がんでも「ゲノム医療」 国立がん研究センターと大塚製薬が検査法開発

 国立がん研究センターと大塚製薬は、白血病など血液がんの原因となる遺伝子を突き止め、正確な診断や最適な治療法につなげる「がんゲノム医療」検査法を開発したと発表した。胃がんや肺がんなど臓器のがんでは実用化されているが、血液のがんでは国内初。

 4月から、国立がん研究センターで臨床試験を始めるほか、各地の機関と共同で性能検証も進める。同センター中央病院の伊豆津宏二・血液腫瘍科長は「証拠に基づいた正確な判断で患者の生活の質を向上させるのに役立つ」と期待している。

 患者から採取した血液や骨髄液などに含まれる450以上の遺伝子を調べ、がんの種類や進行の度合いを突き止める。結果を受けて移植するかどうかや、どの薬を用いるかを判断する仕組みだ。

 血液がんは急性骨髄性白血病や悪性リンパ腫などがあり、年間5万~6万人が新たに患者となる。