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【S列車で行こう シルバーマル“得”ぶらり歩き】都営線なのに千葉…なんだか不思議な「本八幡」 都内では味わえない時間を体験 (1/2ページ)

 トンネルを抜けるとそこは千葉だった。そんな感じで改札を出たのは、都営新宿線本八幡駅だ。都営交通乗り降り自由のシルバーパスで三田線から神保町で乗り換え、1時間電車で揺られてたどり着いた。そこはまぎれもなく千葉県市川市。都営線なのに、千葉。何か不思議な感じである。

 商業ビルを抜けるとJR本八幡駅のロータリーがあり、ちょっと歩けば、京成線の踏切があり、京成八幡駅だ。

 八幡というからには、八幡様があるに違いないと、駅前の案内板を見ると、確かにありました。歩いて数分のところに、「下総国総鎮守 葛飾八幡宮」がある。JRの駅から京成駅に向かって進み、国道14号を右折して2~3分で鳥居があり、京成線の踏切のはるか向こうに門と社殿が見える。

 踏切を渡り、社殿を目指す。途中の随神門もなかなかきれいだ。八幡宮は平安時代に創建された由緒あるもの。御祭神は息長帯姫命(神功皇后)、誉田別命(応神天皇)、玉依姫命(神武天皇の御母神)だそうだ。

 参拝して、境内を見ると何やら巨大な御神木が目につく。高さ22メートルという国指定天然記念物の千本公孫樹(イチョウ)だ。「江戸名所図会」にも記録されたほど有名な大木だ。イチョウの葉が色づくころにぜひ再訪したい。9月15日の「御例祭」の頃にはぼろ市でにぎわいを見せるという。

 参拝を終え、また国道14号まで戻ると、少し駅から離れたところに鬱蒼(うっそう)たる竹やぶとお社を見つけた。「八幡の藪知らず」といい、昔から一度入ったら出られないと言い伝えられたミステリースポットっぽいところだ。

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