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【マンガ探偵局がゆく】もうひとりの天地真理を探せ! 梶原一騎原作の青春マンガ「朝日の恋人」のヒロイン (1/2ページ)

 センバツ高校野球は中止となってしまったが、今回は1973年の入場行進曲に使われた大ヒット「虹をわたって」を歌ったアイドルにまつわる依頼だ。

 「実家の改築が決まり、昔使っていた子供部屋の整理に行ったら、天地真理さんのレコードや写真入りの筆箱や下敷きなどがどっさり出てきました。小学生時代はものすごい天地真理ブームだったんです。好きとか嫌いじゃなく、まりちゃんグッズを持ってないと友達と話が合わないくらいでした。そのころ、クラスの男子から“天地真理という名前はマンガの主人公からきている”と聞いた記憶があります。わたしが読んでいた少女雑誌にそんなマンガはなかったはずです。本当なんでしょうか?」(56歳・パート)

 天地真理は1971年、TBSの人気ドラマ「時間ですよ」で、堺正章演じる「松の湯」の健ちゃんが憧れる“隣のまりちゃん”役としてデビュー。劇中でも歌われたデビュー曲「水色の恋」が大ヒットしてたちまち国民的アイドルになった。

 芸名のもとになったとされるマンガは、70年から「週刊少年チャンピオン」に連載された梶原一騎・原作、かざま鋭二・作画の「朝日の恋人」だ。男臭いスポーツの世界を描いた「巨人の星」や「あしたのジョー」で知られる梶原一騎としては異色の明朗学園もので、のちの「愛と誠」や「青春山脈」など純愛路線の出発点になったとも言われる作品である。

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