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【松浦達也 肉道場入門!】仙台発の厚切り牛タン!「喜助」 寂しい思いをしないために“迷ったら多め” (1/2ページ)

★絶品必食編

 牛タンと言えば仙台である。戦後に専門店が生まれてから、70年近くが経ち、いまではチェーンも含めると、牛タン専門店だけで延べ100以上を数えるようになった。

 だが仙台以外の地で、仙台市民の納得が得られる店選びは、なかなか難しい。

 近頃勢いのある専門店は歴史が浅かったり、また別の店では料理の種類に違和感があったりと、仙台市民の大多数に共感を得られる店はさして多くないからだ。

 そんなときの「喜助(きすけ)」である。創業は1975(昭和50)年だから「老舗」というには、いま一歩の店史かもしれないが、仙台市民にとっては“元祖”の「太助」に次ぐ、なじみの店である。

 仙台以外でも東京・八重洲、丸の内、恵比寿、池袋、武蔵小杉、横浜ランドマーク、大阪・うめきた、名古屋など全国出店していて、使い勝手もいい。

 そしてせっかく訪れるならば、ちょっと奮発して特切り厚焼き定食を注文したい。

 店舗にもよるが、2枚4切れから6枚12切れ(!)まで、ボリュームは無段階と言っていいほどに調整できる。できればちょっと背伸びをして、3枚6切れか4枚8切れあたりを注文したい。

 牛タンは、縦横無尽に筋繊維が走っている。それゆえ、硬く感じられることもある。それゆえ、厚切りには切り目を入れるのだが、筋繊維だからこそあのザクッとした食感が味わえる。

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