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【おやじ酒場】トロみがある継ぎ足しの家伝のタレ JR中央線など吉祥寺駅「いせや総本店 北口店」 (1/2ページ)

 3路線が乗り入れている吉祥寺駅周辺は、井の頭恩賜公園の自然、呑兵衛たちが憩う「ハーモニカ横丁」などの雑踏と文化が活気を生む街だ。ひと昔前、テレビドラマ「俺たちの旅」でカースケ(中村雅俊)ら社会の荒波にのまれながら成長していく姿を描いた舞台になった地でもある。そのカースケとグズ六(秋野太作)が再会したシーンに登場した焼き鳥店はまだあるのだろうか。

 JRの中央改札を出て北口へ。交番脇の吉祥寺大通りを五日市街道に向かってテクテク。「吉祥寺駅北」の交差点の手前、ビルの入り口の「いせや」の看板に誘われて地下につながる階段を下りていく。正面に緑色の暖簾(のれん)に焼き鳥の提灯がブラブラ揺れる。

 引き戸を開くと、気持ちよく「いらっしゃいませ」の声が掛かる。2列にテーブルが並び40席ほど。15時の口開けだというのにもうご同輩は赤ら顔。左側の壁際に13人座れる長いカウンター席の手前を陣取り「ビール(大ビン)」(550円)を注文。すぐに出てきたのは「赤星(サッポロラガービール)」。グラスで飲み干す。

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