記事詳細

外出自粛のなか…高齢者の認知症予防に「どこでもデイケア」 Youtubeライブで患者さんへお届け (1/2ページ)

 新型コロナウイルス感染拡大防止のための外出自粛により、高齢者や要介護者の多くはデイケア(通所リハビリテーション)に通えない状態が続いている。そこで認知症治療の第一人者で夕刊フジ健康面連載でもおなじみのメモリークリニックお茶の水理事長、朝田隆氏(筑波大学名誉教授)が、軽度認知障害(MCI)のデイケア利用者を対象に「どこでもデイケア」のサービスを10日から開始した。インターネットを介して自宅で遠隔トレーニングが受けられる仕組みだ。

 軽度認知障害は認知症の手前の段階で、物忘れなどの症状が出る。放置すれば認知症へと移行するため、朝田氏は5年ほど前からデイケアで実践できる各種のプログラムを開発し、メモリークリニックお茶の水(東京都文京区)の通院者に提供してきた。そのプログラムは本紙月曜日連載の「軽度認知障害 回復奮闘記」でも紹介しているが、なにより大事なのは「続けること」だという。

 「外出自粛で1カ月間なにもしなければ、患者さんの認知度はガクンと落ちます。先月来、患者さんのご家族からのご相談も急増しています。この状況をなんとかしたいと思い、『どこでもデイケア』のサービスを始めることにしたのです」(朝田氏)

 同クリニックのプログラムは、運動や脳トレだけでなく、音楽(歌・演奏)や芸術(デッサンなど)も含めた多彩な組み合わせになっている。そのエッセンスをYouTubeライブで患者に届けるのが今回の「どこでもデイケア」だ。

関連ニュース