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【産業医シンコ先生に聞く 続・テレワークに潜む危機】“IT弱者”は生活習慣病悪化のリスク増大!? テレワークによる強度のストレスで免疫力低下 (1/2ページ)

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が延長された。メンタルヘルスの管理などで知られる産業医、シンコ先生(矢島新子)のシリーズ第2弾では、IT弱者の落とし穴に焦点を当てる。

 「私も産業医の仕事は基本、テレワーク(在宅勤務)になりました。オンライン会議システムも企業によってZoom(ズーム)やSkype(スカイプ)、Teams(チームズ)を使い分けて、各企業の衛生委員会へのアドバイスや従業員の面談に当たっています」

 そこで聞こえてきたのは、テレワーク業務に当たり、Zoomなどの設定がうまくいかないケースが相次いでいることだ。機種の不具合などデバイス側の問題も一部にはあるが、大半は悲しいかな、中高年のIT弱者社員に原因があり、なかなか習得できないようだ。

 上司とのオンライン接続を試みているケースなら、その場で解決できないとつい焦ってしまう。「なぜ、自分はうまく接続できないのか」などと自分を責め、ストレスで一気に疲弊する。さらに「イライラ」が募ってきて頭に血が上り、血圧上昇など身体的な症状に至る。「このままだとまずい」と思い悩み、夜眠れないという症状に発展することも。IT弱者はこのような流れで生活習慣病やメンタル不調に陥るパターンが懸念されている。

 在宅勤務が長引けば、生活習慣病のリスクもそれだけ増大するという。

 「外出自粛で、通勤という身体負荷もなく、また運動もせず、自宅でいつでも食べられるため、食べすぎ飲みすぎで体重が増加している人が増えています。在宅勤務には高血圧や糖尿病という生活習慣病になる悪条件がそろってます」

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