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「マスク熱中症」だけじゃない!夏コロナの注意点 飲食テークアウト増で食中毒懸念 (1/2ページ)

 新型コロナウイルスの感染予防に新たな壁が見えてきた。不要不急の外出自粛やマスク着用の生活が続くなか、気温や湿度の上昇で熱中症のリスクが高まっているのだ。ほかにも夏場に向けて危険度が増す病気もある。専門家に注意点を聞いた。

 各地で真夏日が観測される日が増えてきた。医療関係者13人で組織され、熱中症や脱水症の予防啓発を行う団体「おしえて!『かくれ脱水』委員会」が緊急提言を発表した。新型コロナウイルスですでに逼迫(ひっぱく)する医療現場に熱中症の搬送者が追い打ちをかける危険性を指摘したうえで、熱中症予防に重要な3つのポイントを提唱している。

 (1)活動前に、適切な水分補給と必要に応じて水分や塩分の補給ができる準備をする。活動中や終了後にも適宜補給を行う(2)人混みを避けた散歩や室内での軽い運動で、涼しいうちに汗をかく練習をし、暑さにカラダをなれさせ、体温調整などが機能するようにしておく(3)環境省が毎日発表する暑さ指数(WBGT)をチェックし、その日の行動指針にする。

 同委員会委員長で、兵庫医科大の服部益治特別招聘(しょうへい)教授は「今年の夏は、経験したことのない状況になると考えるべきで、熱中症は新型コロナウイルスと並ぶリスクと捉えるべきだ」と語り、こう続ける。

 「マスクを着用した状態とは、冬場にマフラーで鼻まで覆っている状態と同じで、当然熱がこもってしまう。苦しい場合は周囲と2メートルほどの距離を取りつつマスクを外し、一緒に水分補給をするといい」とし、水分補給は「冷たいペットボトルなら、握りしめると手のひらを通して血液を冷やすこともできる。屋外では経口補水液などナトリウムを含むものが望ましいが、甘いスポーツドリンクは余計にのどが渇く可能性があり注意が必要だ」と指摘する。

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