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【マンガ探偵局がゆく】タイムマシンで時空を超えた大冒険! 昭和30年代の学年誌に連載 横山光輝の「五郎の冒険」 (1/2ページ)

 今回も緊急事態宣言下ならではの依頼。

 「小学校が休校中の孫が、退屈なのか、ずっとしまっておいた私の古いマンガ本を引っ張り出して読んでいます。先日も横山光輝さんの『時の行者』というタイムトラベラーが日本の歴史を動かして未来を変えようとするマンガを読んで“時間を戻せたらなあ”と言い出しました。ウイルスの流行が始まる前に戻ってやり直したいようです。そういえば、私が彼くらいの時、横山光輝さんにもうひとつのタイムトラベルものがありました。年のせいか、思い出せません。探偵局で調べてもらえませんか」(70歳・隠居)

 横山光輝と言えば、マンガ史に残る稀代のエンターテーナーだ。忍者ものからロボットSF、少女マンガ、歴史大作など幅広いジャンルの作品を手がけ、多くの読者に愛された。

 依頼人のお孫さんが読んだ「時の行者」は人類の滅亡を食い止めるために、過去に旅立った少年が歴史的事件の結末を変えようとする連作長編。お得意の歴史ものとSFを組み合わせた横山マンガの魅力が詰まった作品だ。1976年から79年にかけて「月刊少年マガジン」に連載された。

 さて、依頼人が小学生時代に読んだ記憶があるというマンガは、小学館の学年誌に1959年から62年まで連載された「五郎の冒険」のことだろう。

 「小学六年生」ではじまり、読者の進学で「中学生の友」に持ち上がり、その後は「小学四年生」「小学五年生」と舞台を移した。依頼人が読んだのは四年生、五年生の頃か。

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