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【松浦達也 肉道場入門!】噛み込むほどに肉味が深い…「たれ山」の焼肉弁当が実にいい! (1/2ページ)

★打倒!コロナ編

 少しずつ飲食店がのれんを掲げ始めた。だが、客足も含めて、一朝一夕に通常営業というわけにはいかない。世知辛いけど、仕方がないことだ。

 「たれ山」。一昨年秋、東京・高田馬場に出店すると、独自の味噌ダレ焼肉で一躍人気店に。

 この2月に中野店を出店した途端に、短縮営業を余儀なくされているが、両店で出している焼肉弁当が実にいい。

 通常「焼肉弁当」というと牛カルビばかりがずらりと盛られているものが多い。だが、「1時間、2時間経ってもおいしい弁当を目指した」(店主の櫻川大地さん)という、この店のものは一味違う。

 まず「牛焼肉弁当」がカルビ以外にも、複数の部位が盛り込まれているのが嬉しい。

 みっちりした肉感の赤身であるツラミは深みのあるブレンド味噌ダレの向こうから肉の味わいが押し寄せてくる。噛み込むほどに肉味が深い。

 さらに牛タンは、噛むとじゅんわりとした脂とやわらかくザクッとした食感が牛タンの本領を思い出させてくれる。

 弁当も旨いが、網の上で香ばしく焼けた牛タンを思い出させる罪なヤツである。

 牛だけではない。「豚焼肉弁当」や「牛豚合い盛り弁当」もある。しかもこの豚が白眉だった。柔らかく、いい意味で豚くさくなく、味もしっかり。タレ焼肉と抜群の相性を見せるのだ。

 聞けば「オープン前から、探していたうちのタレに合う豚にようやく巡り会えた」という、生産者指定の千葉県のもち豚だという。

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