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【おやじ酒場】西郷輝彦を唸らせたあじフライ 「居酒屋ふるた」JR東海道線など茅ケ崎駅 (1/2ページ)

 日差しが初夏を思わせるまぶしい今日この頃。夏といえばサザンオールスターズ。サザンといえば桑田佳祐。桑田といえば茅ケ崎だ。海風爽やかな湘南でゆっくりくつろげる昭和の香りを残した“河岸”があった。

 

 改札を出て海岸のある南口へ。線路沿いの道を藤沢方面にいくと赤い提灯がユラユラ。扉を開けると目の前に真っすぐなカウンター席で6、7席。奥は6畳ほどの座敷で10人は入れそうだ。カウンター越しに大皿料理が並ぶ止まり木に腰かけて、キンキンに冷えた「生ビール」(600円)で暑さしのぎ。女将、二梃木あけみさんに注がれたナマのジョッキは泡がクリーミー。グビリと喉を潤す。

 マスターは二梃木勝一さん。1992(平成4)年に勤務先があったこの地で『ふるた』を創業。「飲食業は定年がないからね。網元の倅で母が居酒屋やっていたことも影響しているのかな」。屋号は女将の旧姓。10年前から隣で食事処も開いた。

 焼き台からは香ばしい煙。「やきとり」(150円)は若とり、ねぎまや、タン、かしら、ハツなどの豚串も。「鶏は岩手で豚は柔らかくて甘みのある茨城。国産にこだわっています」と勝一さん。注文を受けてからさばいて串打ちもこだわりで、手始めにシロとレバーをタレでお願い。大振りの串、炭焼きだからレバーの表面はパリッと、中はほっかほか。シロは筒状のマルチョウ。プリプリと弾力もジューシーな食感。創業から継ぎ足しながら守っている秘伝のタレに絡まり、思わず「うめぇ~」。酒の種類は豊富で「日本酒(高清水)」(580円)に差し替えよう。

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