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【長田昭二 ブラックジャックを探せ】直腸がんロボット手術」のスペシャリスト 東京医科歯科大学・消化管外科教授、絹笠祐介さん (2/2ページ)

 「どういうわけだか、求められる要求が高いほうがやり甲斐を感じるんです。ただ、“患者さんにとっていい手術”を追求し続ければ、結果として治療成績もよくなることは確かですね」

 今後は直腸だけでなく、結腸のがんに対してのロボット手術にも取り組み、普及に力を入れたい、と抱負を語る。

 「直腸に比べて結腸は、ロボット手術のメリットが数字で出しづらい。でも、目標は高いに越したことはないので」

 大腸がん手術の新たなスタンダードの確立に向けて、絹笠医師の挑戦は続く。(長田昭二)

 ■絹笠祐介(きぬがさ・ゆうすけ) 1973年東京都生まれ。98年東京医科歯科大学を卒業し、同大腫瘍外科学教室入局。2001年国立がんセンター(現・国立がん研究センター)中央病院。05年、札幌医科大学解剖学第二講座特別研究生。06年静岡県立静岡がんセンター大腸外科。同医長、部長を経て17年、東京医科歯科大学大学院消化管外科学分野教授、同大医学部附属病院大腸・肛門外科科長。18年から同院低侵襲医療センター長を兼務。医学博士。趣味は「飲み会(ただいま自粛中)」。

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