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【板倉あつし 菜湯紀】栃木県那須湯本温泉「松川屋那須高原ホテル」の鹿の湯源泉と「とちぎ和牛」

 松川屋那須高原ホテルのロビーの内装の一部には、栃木の名産である大谷石が使われている。CEOの廣川琢哉さんによると、フランク・ロイド・ライトのお弟子さんの設計。建物の内装に大谷石を使ったのはライトが日本初。ライトのモダニズムが受け継がれている。

 源泉は那須湯本温泉(鹿の湯と行人の湯混泉)でPHは2.6の酸性、源泉温度は57.2度、泉質は単純酸性硫黄泉。加水加温循環ろ過消毒はしない正真正銘の源泉かけ流し。「ほとんど無色澄明で硫化水素臭および苦味を有する」と表記されているが、時間とともに白濁する。

 湯の肌触りはさっぱりとしているが、酸性がきわだつことなく優しい。広々としてすがすがしくもある内風呂、露天風呂から望む景観は「絶景温泉」を名乗るにふさわしい。

 夕食の一番人気はしっかりと脂が乗った高級食材「とちぎ和牛」のすきやきを中心にした創作会席コース。湯葉の刺し身や那須黒豚の角煮に栃木産コシヒカリなど、栃木の名産品が堪能できると好評。この宿にはもう一つ源泉があるので次回はそちらを紹介したい。(一社)プレスマンユニオン理事/温泉ソムリエ・板倉あつし

 ■那須湯本温泉「松川屋那須高原ホテル」 栃木県那須町湯本252。0287・76・3131。平日1泊2食2人1室ベーシックプラン1万3000円から。詳細はHPで。

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