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【長田昭二 ブラックジャックを探せ】コロナ予防に役立つ唾液研究に世界が注目 (2/2ページ)

 口腔は腸管と密接に関係しており、どちらかの環境衛生が悪くなると、もう片方も連動して状態が悪化する。腸管は脳や全身と密接な関係を持つ臓器なので、口の衛生状態を保つことは、結果として全身状態を良好に維持することにつながる。槻木教授の研究は、この時に非常に重要な役割を果たすのが唾液だ-という事実を解き明かす。

 「良質な唾液を多く出すには、咀嚼(そしゃく)、水分補給、プロバイオティクスの摂取など、推奨される取り組みがある。そうした情報を迅速に、わかりやすく発信していきたい」

 第2波、第3波の襲来に備えて、槻木教授の研究成果に世界の目が向けられている。 (長田昭二)

 ■槻木恵一(つきのき・けいいち) 1967年、東京都杉並区生まれ。93年、神奈川歯科大学卒業。97年、同大学院修了。同大歯学部口腔病理学教室助手、特任講師、助教授を経て2007年、教授。14年、日本口腔科学会、日本臨床口腔病理学会、日本唾液腺学会所属。歯学博士。趣味は料理。

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