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【コロナ禍が心を蝕む その実態と対処法】“新しい生活”になじめず「老人性うつ」に メンタル面も含めた高齢者のケアが重要 (3/3ページ)

 --どんな治療をするのですか?

 「薬を出すと、それだけで落ち着く人が多いので、ベンゾジアゼピン系抗不安薬を出すことが多いですね。ベンゾジアジアゼビン系薬剤は認知症の進行を早めると指摘する声もありましたが、最近は否定的です」

 「また、老人性うつの患者さんには、SSRI(選択的セロトニン取り込み阻害薬)やSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)、NaSSA(ノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ薬)などを出します。最近の薬は副作用は少なくなっています」

 ■吉竹弘行(よしたけ・ひろゆき) 1995年、藤田保健衛生大学(現・藤田医科大学)卒業後、浜松医科大学精神科などを経て、明陵クリニック院長(神奈川県大和市)。著書に『「うつ」と平常の境目』(青春新書)。

 ■富家孝(ふけ・たかし) 医師、ジャーナリスト。1972年東京慈恵会医科大学卒業。病院経営、日本女子体育大学助教授、新日本プロレスリングドクターなど経験。『不要なクスリ 無用な手術』(講談社)ほか著書計67冊。

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