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【中原英臣 あの医療情報ウソ?ホント!】新型コロナ流行で顕在化…日本政府の文化に対する「重要度」の低さ (1/2ページ)

 前回は日本の医療と公衆衛生のシステムが劣化していることが、今回の新型コロナウイルスによる感染症の流行を拡大した要因だったのではないかと書きましたが、今回の流行で顕在化したことがもう一つあります。

 それは日本政府の文化に対する姿勢の低さです。憲法25条に「すべての国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と明記されています。文化は不要不急どころか国民にとって健康と同じくらい重要です。

 先日、ある劇場関係の方にお会いしましたが、新型コロナウイルスが流行している現状について危機感をもっています。2月末に政府が大規模イベントの自粛を呼びかけてから、演劇や音楽会などが相次いで中止や延期に追い込まれました。

 そうしたなかで政府の対策というと文化施設の感染症対策に21億円、活動機会を失った文化団体や芸術家たちの公演や展覧会の実施に13億円といった流行収束した後を視野に入れたものだけで、イベントの損失補償には具体的な支援策を示していません。

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