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【食と健康 ホントの話】血圧が高めの人はマグネシウム不足の可能性も (2/2ページ)

 「血管の平滑筋の細胞の中のカルシウムとマグネシウムのバランスがとれていればいいのですが、バランスがとれなくなってカルシウムが過剰になると、血管が広がりにくくなり、血圧が上がってしまうのです」

 降圧薬の一つに「カルシウム拮抗薬」があるが、血管を広げて血圧を下げる効果がある。マグネシウムは、カルシウムをコントロールするので「天然のカルシウム拮抗薬」と称されている。

 カルシウムとマグネシウムの摂取比率が悪い状態が長く続くと、動脈硬化が進み、脳心血管疾患のリスクも増える。

 横田医師によると、カルシウムとマグネシウムの理想的な摂取比率は、従来の“2対1”よりも小さく、“2対1・5~1”の割合でマグネシウムを多く摂ることが大切だという。

 日本製のサプリメントの多くは、2対1の割合のものがほとんどだ。どちらも大事なミネラルだが、よりマグネシウムを意識して食事から摂るように心がけたい。

 2つ目は、自律神経ののうち、交感神経の末端から放出されるノルアドレナリンをコントロールする作用だ。ノルアドレナリンは、末梢血管を収縮させることで、末梢血管の抵抗を増大させて血圧を上げる。マグネシウム不足で放出量が増えてしまうという。

 次回は、マグネシウムの血圧に対する3つ目の作用、ナトリウムの排出について。(医療ジャーナリスト 石井悦子)

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