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【管理栄養士に聞く「血糖トレンド」レシピ】おちょぼ口程度の量をよく噛んで食べる! 「ツナ切り干し」 (1/2ページ)

 ★(1)基礎知識と食べ方編

 新しい日常へ向かうことが求められ、自粛の間に陥った運動不足や偏った食事による健康への影響が気になるところ。管理栄養士・國枝加誉さんは、「普段よりも“血糖トレンド”を意識することが大切」と説く。血糖トレンドとは、血糖値を点ではなく線(変動)で捉え、糖尿病予防など治療や健康に生かす考え方。本日から5回にわたって、市販品も活用した電子レンジのみで簡単にできる「血糖トレンド」レシピを伝授してもらおう。

 「外出自粛や新しい生活様式によって活動量が低下すると、高血糖や血糖値スパイク(食後血糖値の急上昇)などが懸念されます。消費エネルギー不足や筋肉量の低下、あるいはストレスによるインスリン抵抗性(インスリンの効きにくさ)などを招くからです。こうした状況では糖尿病患者に限らず、血糖トレンドを意識した食事をすることが大切です」

 そう話す國枝さん。

 自身も2型糖尿病患者で、日頃から食事療法とセンサーによる24時間連続的な血糖測定で自己管理をおこなっている。

 「血糖値は『点』ではなく、変動や推移を把握する連続的な『線』、つまり血糖トレンドで捉えることが肝心です。急激な血糖上昇を抑え、適切なトレンドを保つための食事にはコツがあります」

 厚生労働省の2016年「国民健康・栄養調査」によると、糖尿病は予備群を合わせると約2000万人とされる。さまざまな合併症があるが、高血糖は血管を傷付けたり感染症リスクを高めたりする。まずは食べ方にポイントだ。

 「一口の量は、おちょぼ口で入る程度の量にして、よく噛むこと。しっかりと噛むことで消化吸収をゆっくりにし、血糖変動を穏やかにすることができます」

 食べて、シャキシャキやポリポリなど何らかの音が出るものや、味付けは薄味であることもポイント。音が出ないものや濃い味は、早食いのもとになるそうだ。

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