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【お酒を楽しむ】飲めば感じる「爽やか」「気品」「ピュア」 ドイツ・オーガニックワインの先駆け的存在 (1/2ページ)

 今回はワインショップ・エノテカのバイヤーが薦(すす)める逸品ワインについて綴っていただきます。

 私がバイヤーとして担当しているヴィットマンは、ドイツ最大のワイン産地ラインヘッセンの南部、ヴェストホーフェンの地で15代続く老舗のワイナリーです。

 現当主フィリップさんの父、ギュンターさんはヨーロッパでもまだオーガニックの意識が低かった1980年代はじめから有機農法に挑戦し、ビオディナミ(※)認証も取得しているドイツのオーガニックワインの先駆け的存在です。

 昨年秋、ビオディナミの生産者団体の試飲会が東京で開催され、来日したギュンターさんと奥さまのエリザベトさんご夫妻にお会いすることができました。

 主に畑仕事を担当されているギュンターさんは庭作りが大好きで、試飲会を途中で抜け出して新宿御苑を見に行かれたほど。奥さまは日本茶もオーガニックのものしか飲まないそうで、日本でしか売ってないからとショッピングに。そんなおふたりの姿はドイツで著名な自然農法の造り手の姿をそのまま体現しているかのようでした。

 ヴィットマンの魅力は、その“ピュアさ”。飲めば、「ピュアとはこういうことなんだ」と思わされます。ヴィットマンを飲むときに私が思い出すのが、モネの絵画「散歩、日傘をさす女性」です。

 明るい青空、白い雲が浮かび、白いドレスを着た女性が凛と立っている-まさにこの絵のように爽やかで気品のあるイメージです。

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