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【週末、山へ行こう】原始の森と湖沼をめぐる爽快トレッキング 八幡平(北東北) (1/2ページ)

 夏が来たら山歩きへ。今年は体力がだいぶ落ちているから、自然に癒やされ満ち足りた気持ちになれる山旅をのんびり楽しみたいと思っている。

 青森・秋田・岩手の3県に広がる十和田八幡平国立公園で、岩手と秋田にまたがる、広々とした台地状の火山が八幡平だ。ブナやオオシラビソの原生林に覆われているが、最高地点の八幡平頂上の周りには八幡沼やめがね沼、ガマ沼などの小さな沼が青々とした水をたたえている。「日本百名山」のひとつにも挙げられており、深田久弥は、原始林があったり沼があったりするさまを「変化のある風景がおもしろい」と評している。

 東の安比高原からも、西の後生掛温泉からも登山道が通じていて歩くことができ、南に延びる縦走路を歩けばかなり充実した山行となるだろう。一方で、盛岡駅から2時間半ほどバスに乗り、八幡平頂上バス停までアクセスすれば、30分ほどで山頂にたどり着ける。散策路はよく整備されているので、山を歩き慣れていない人でも気持ちよく歩くことができるだろう。

 八幡平を訪れたのは5年以上前。山仲間たちと3日間の沢登りを楽しんだ翌日だった。充実した山行でだいぶ疲れていたので、観光も兼ねて八幡平に行こう、ということになった。友人の車で、車窓からの景色も楽しみつつ、八幡平頂上バス停のある駐車場に向かった。

 天気はよく、真っ青な空と、濃い緑色に覆われた山々、空の色を映した深い青色の池塘(ちとう=池沼)、足元を彩る小さな花々。素敵なご褒美をもらった気持ちで、のんびりと散策を楽しんだのだった。帰り際にレストハウスに立ち寄り、記念の山バッジを購入。めったに来ることができない北東北の山、いい記念になった。

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