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【S列車で行こう シルバーマル“得”ぶらり歩き】水の道を訪ねて 江戸-東京400年の苦難の歴史 (1/2ページ)

 3カ月に一度歯科医院に通っている、とはマンホールラリーの回に書いた。その後緊急事態宣言で自粛期間に入りラリーも中断。あれからはや3カ月、自粛も全面解除され、またもや歯科の予約日となった。

 医院はJR御茶ノ水駅近くの本郷の東京医科歯科大病院と順天堂医院に挟まれたサッカー通りにある。筆者はシルバーパスで都営三田線水道橋駅下車、お茶の水坂を上って通っている。診療を終えて、三田線の駅まで周囲を探索しながら帰ることにした。

 まずはサッカー通りをサッカーミュージアムまで行ってみる。開館していたが、また次の機会にして、さらに東京ドームに向かう壱岐坂を下りていく。実はあまり知られていないが途中にお目当ての施設があるのだ。東京都水道歴史館で、「江戸-東京 発展の流れを創った水の道四〇〇年」という展示をやっている(無料)。これがなかなか面白い。

 検温されたうえでまず2階「江戸上水」のスペースに上がる。当時の江戸は世界有数の大都会だったというが、それというのも水があればこそ。家康が江戸幕府を開いたころから連綿と続いた水源探索と上水道整備の歴史がさまざまな史料を見ながらたどれる。木桶(もくひ)や継手(つぎて)を組み合わせて作られた水を運ぶパイプラインや巨大な上水井戸。発掘された実物が展示されている。神田上水・お茶の水懸樋などの展示をみると、水道橋やお茶の水という地名が残ったのも納得だ。

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