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【中原英臣 あの医療情報ウソ?ホント!】コロナ禍で再注目された川崎病 予想されるコロナ第2波は小児に注意 (1/2ページ)

 今回の新型コロナウイルスの流行で川崎病が話題になりました。川崎病というのは、いまから50年ほど前の1967年に日本の川崎富作博士が発見した手足の指先から皮膚がむける症状を伴う小児の病気で、当初は「急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群」として発表されました。その後、新しい病気であることがわかり「川崎病」と命名されました。

 この病気は世界各地で発生していますが、とくに日本人や韓国人などに多くみられます。原因はいまだにはっきりとしていませんが、ウイルスや細菌に感染したのをきっかけにそれを防ごうとする免疫反応がおこり、全身の血管に炎症が生じることによるのではないかといわれています。

 ウイルスや細菌が侵入すると血液のなかにある白血球が増え、血管の壁に集まってくることで血管炎がおきます。炎症が強すぎると白血球から出る酵素によって血管壁は傷んでしまい、自分自身の組織が破壊されてしまうのです。

 さらに、心臓の冠動脈にこぶができて血管が狭くなると、心筋に十分な血液が届かなくなりますし、血栓ができると心筋梗塞が起きることがあります。こうしたことは川崎病の発症から2年以内に起きやすいといわれています。

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