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【ここまで進んだ最新治療】薄毛治療、医療用LEDで毛乳頭細胞を刺激! 1回1500円で6~7割に改善効果 (1/2ページ)

 美容医療の分野では、医療用LED(発光ダイオード)の光を皮膚に照射して「ニキビ」や「しわ」、「くすみ」などを改善させる治療法が行われてきた。しかし、近年では「脱毛症(薄毛)」の治療にも応用されるようになってきた。用いられるのは、非常に狭い波長領域(ナローバンド)の赤色LEDの光。専用の機器を使って頭部を囲うように照射するのだ。

 毛髪にどのような作用をもたらすのか。マウスを使った実験で、2011年、世界で初めて赤色LDE光照射の発毛促進効果を報告した大阪大学医学部特任教授で「心斎橋いぬい皮フ科」(大阪市)の乾重樹院長が説明する。

 「マウスの実験では毛の成長スピードが明らかに速くなりました。それでヒトの毛根にある毛乳頭細胞を培養して、細胞にどんな変化が起こるか調べました。すると、赤色LED光によって毛乳頭細胞が刺激され、『HGF』や『VEGF』などの成長因子が増え、毛の成長が促進されることが分かったのです」

 LED光には「青色」や「緑色」もあるが、毛髪の発毛・育毛の効果が期待できるのは「赤色」だけ。それは細胞分裂を繰り返して髪を成長させる毛母細胞を刺激する毛乳頭は、頭皮の表面から5ミリ程度の深さにあるから。その皮下の深部にある細胞まで届くLED光は、波長の長い赤色だけだからだ。

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