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【食と健康 ホントの話】特別養護老人ホームができない看取りを支援 「医療職ではない介護士さんたちは、やはり怖いんです」 (1/2ページ)

 超高齢化社会を迎えた日本。亡くなる人が年々増えて「多死社会」を迎えつつある。2040年にはピークを迎え、年間で160万人以上が死亡する見込みだ。親はもちろん、自分もその仲間入りをするかもしれない中高年世代が中心になって、“看取り”問題を真剣に考えなければいけない時期に来ている。

 人の最期を看取る場所は、病院、自宅、そして特別養護老人ホーム(特養)などの高齢者施設が主だ。とくに、特養がその担い手となることが大いに期待されている。また、そのために特養には「看取り介護加算」が認められている。

 ところが、一部の特養で「うちでは看取れない」といって、看取りができる施設や病院への移動、自宅での看取りを迫られることがあるという。そうした高齢者や家族を助けるために、田無病院(東京都西東京市)では内科の清水考一医師が発案した、高齢者の看取り支援を目的とした「高齢者総合支援外来」を開設。ともに取り組む丸山道生院長に、その背景を聞いた。

 「特養に入居している高齢者が、認知症が進むなどして、口からあまりものが食べられなくなってきた場合に、人工的に水分や栄養の補給をするか否か、という“看取り”の段階に入ってきます。そのときに、その施設で看取りができなかったり、自宅でできなかったりした人を助けるため、病院が代わって静かな最期を迎えていただくために開設しました」

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