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【板倉あつし 菜湯紀】秋田県仙北市鶴の湯温泉「鶴の湯」と「山の芋鍋」

 茅葺屋根の有形登録文化財に泊まれる温泉マニア垂涎(すいぜん)の的、秋田県乳頭温泉郷鶴の湯温泉「鶴の湯」は、秋田藩主佐竹義隆に愛された乳頭温泉郷最古の湯治宿。敷地内に滝の湯(含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉)、白湯(含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩温泉)、黒湯(含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉)、中の湯(含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩温泉)と4つの温泉が湧くから込み合うことなく、無理なくソーシャル・ディスタンスが保てる。

 夕食の名物「山の芋鍋」は、一般的に(つくねいも)と呼ばれる「山の芋」をすりおろして作る「鶴の湯」伝統の味。消化酵素、ジアスターゼ(アミラーゼ)を豊富に含み、鶴の湯の温泉との相乗効果で血糖値の上昇を抑え、コレステロール値を下げる。他に味噌仕立ての焼きイワナ、いぶりがっこなどが囲炉裏端で、800年の歴史を誇る「川連塗り」の漆器で提供される。

 朝食のイワナの甘露煮、ワラビ、ぜんまい、とんぶり納豆も風情満点だ。 (一社)プレスマンユニオン理事/温泉ソムリエ・板倉あつし

 ■乳頭温泉郷鶴の湯温泉「鶴の湯」 秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林50。0187・46・2139。(本陣)平日1泊2食2人1室1万2250円から。詳細はHPで。

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