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【青島美幸のスーダラクッキング】祖母の味と22歳の老猫の思い出 「ぬか漬けのおしんこ」 (1/2ページ)

 青島美幸です。

 今回は「ぬか漬けのおしんこ」父方の祖母がぬか床の世話が上手で小学生の頃から祖母の姿を見てきました。

 父方の祖母は78歳で40年前に他界しました。

 ぬか漬けはぬか床の管理が大変で何度か挑戦をして失敗しながら見よう見まねでようやく最近、祖母の味に近づいてきています。

 面倒をみると言えば、私はコロナ騒ぎの中、22歳になろうかという老猫に死なれて、呆然と日々を過ごしていました。

 猫の名前はラッキー。

 近所の小学生が学校帰りに連れてきてしまった野良猫らしい。

 それって誘拐?

 いずれ誰かに保護されるのだろうと思っていたら夜になってしまい、近所の世話好きの人たちが代わる代わる餌を与えて数日が過ぎると、保健所行きの話が出て、あわててみんなで手分けして一斉に声をかけたら私の友人の知り合いが名乗り出てくれました。

 でも、それも急遽ダメになり、次を探しているとまた私の友人が引き取ってくれることに。

 ところがこれまた「飼えなくなった」というのです。

 ラッキーは足元にじゃれつく癖をもっていたようです。

 もう飼ってもらえるところがなく、やむを得ず山形に住む叔父に預けることに。

 年月が過ぎ、100歳になった母方の祖母の世話も大変になり、ラッキーは私が引き受けることになったのです。

 野獣のような力強さと野生美溢れる気高さをもったラッキーちゃん。

 もしかしたら彼はいつか王子様に変身しちゃったりしちゃってね~と真剣に期待していたワタシ。

 ラッキーは乱暴者で私がラッキーに猫なで声で迫ったりしても「めんどくせ~なぁ」と言わんばかりの顔をするのです。

 そのくせ、私がラッキーの気を引くためにわざとうずくまったりすると「どうしたどうした」と真面目な顔をしながら駆けつけてくれるとてもとても頼もしい存在でした。

 私とラッキーはいつも一緒。

 まるで「ブスと野獣」と言うと母は大笑いしていました。

 「ブスと野獣」。

 相棒のラッキーは変身することはありませんでした。

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