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【週末、山へ行こう】天を刺す鋭い岩峰は北アのランドマーク 北アルプス・槍ケ岳(長野~岐阜) (1/2ページ)

 日本人なら誰でも知っている、心のよりどころとも言える山が富士山だとしたら、登山をする、しないにかかわらず、人を引きつける山は北アルプス、槍ケ岳ではないだろうか。名前のとおり、鋭く尖った山容が目を引く山だ。近くで見ればそそりたつ岩の峰の険しさと美しさに圧倒され、遠くから北アルプスの稜線(りょうせん)を眺めれば、ぴんと尖った峰はどこからでもよく目立つ。

 登山になじみのない人でも山容の美しさに引きつけられるだろうし、登山を始めると次第に「いつか登ってみたい山」のひとつになる。

 山頂に向かうルートはいくつもあるが、どれも標高差があって道のりも長く、一筋縄ではいかない。比較的登りやすいと思えるのは上高地から槍沢を登るルート。ひたすら登り続けるので体力的にラクではないが、道中にいくつも山小屋やテント場があって安心だ。ひたすら登ってきて、槍の穂先が大きく眺められたときは感動のひとこと。

 槍の穂先は岩稜の登りだが、鎖やハシゴなどがしっかりついていて心強い。手足を使って岩をよじ登っていくのは、緊張の一方で高揚感が半端ない。何度登っても心が躍るし、最後にハシゴを登り切り、狭い山頂に立つ瞬間、嬉しくて笑ってしまう。360度ぐるりと見渡し、3000メートル級の山のてっぺんからの眺めを満喫。

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