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「エール」主人公、古関裕而が住んだ街 世田谷代田駅周辺を歩く (1/2ページ)

 小田急線世田谷代田(せたがやだいた)駅(東京都世田谷区)周辺は、NHK連続テレビ小説「エール」の主人公のモデルで作曲家の古関裕而ら多くの文化人が暮らした住宅街だ。彼らが愛した風景の名残や、再開発で誕生した場所を訪ねた。

 伝説の巨人「ダイダラボッチ」の足跡と伝わるくぼ地があったことが、「だいた」の由来とされる。駅前で建設中の広場には、大きな足跡のモニュメントができるという。

 妻・金子の通う音楽学校が駅近くにあったため、古関夫妻は1931年、代田八幡神社のそばに居を構えた。当時は小田急線が開通して間もなく、のどかな田園風景だっただろう。今は駅に向かう人が忙しく神社を通り抜けていく。

 少し歩くと、小川が流れ、桜の木が並ぶ遊歩道がある。昭和の半ばに暗渠化された北沢川の上部を、再生水を流して整備した北沢川緑道だ。

 かつて自然豊かだった川沿いには萩原朔太郎、斎藤茂吉など多くの文学者や芸術家が暮らした。緑道の途中に茂吉の歌碑が立ち、近くの羽根木公園には付近をよく散策していたという俳人中村汀女の句碑があった。

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