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【心理カウンセラー舟木彩乃が読み解く コロナと不安】仕事の要求度高く裁量度少ない職場…「高ストレイン群」に注意! (1/3ページ)

 ★職場の“コロナ差別”が引き金となり火を噴いた高ストレス

 新型コロナ感染が拡大して以降、PCR検査で陽性反応が出た人が差別を受けた、あるいは事実上の解雇になったという相談を受ける。

 中小零細や個人経営の会社で、従業員と経営者との信頼関係が弱いところでは、このようなトラブルが起こりやすいようだ。新たに問題が生まれたというよりは、これまで蓋をされていた問題が、新型コロナがトリガーとなって表面化したケースが多い。

 Aさん(男性20代)は、地方の飲食店で働いていた。その会社に就職したのは、「従業員と共に成長していく会社」というスローガンに共感し、いずれ全国展開するという夢を手伝いながら自身も成長したいと思ったからだった。

 入社後のAさんは、飲食業特有の業務の多さ自体は苦にならなかったが、オーナーの従業員に対する言動には疑問を持っていた。同僚や客の前で人格を否定する言葉を投げかけ、度を超えたサービス残業も横行していた。入社時に「失敗を恐れずに色々なことに挑戦してほしい」と言われたので、食材の発注方法を任せてほしいと頼んだところ、オーナーは「余計なこと考えないで今まで通りやればいいんだ」という反応だった。

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