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【青島美幸のスーダラクッキング】お醤油の焼け焦げる香りがたまりません! 「はんぺん」 (1/2ページ)

 なんだか世界中騒がしいことになっていますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

 青島美幸です。

 今回の一品は焼き網の上に乗せて、ただ焼いただけの「はんぺん」です。

 焼いている途中にハケでお醤油なんぞをぬりますれば、ため息が出ます。

 「はんぺん」にぬられたお醤油が図らずも焼き網やコンロの上にこぼれ落ちるとジュッジュ~~っと香ばしい香りがたって食欲をそそります。ああ、そのお醤油の焼け焦げる香りがたまりませんこと。

 「はんぺん」と言えば、父は幼少の頃から「はんぺん好き」で、よくお付きの女中さんに焼いてもらっていたらしいことを最近母から聞きました。

 アツアツのうちに頂いても冷めてから頂いてもおいしいので、お酒のおつまみにはもってこいなのではないでしょうか? あっ、ちなみに「おつまみ」という言い方は主に関東方面で使われているようですね。

 お酒のお供に「手でつまめるもの」として「つまみ」。

 その上に「お」までつけるのはご愛敬。

 関西方面では「あて」というらしく、お酒に「あてがうもの」ということからきているのだとか。

 「あて」とだけ耳にすると私はちょっと緊張。

 愛想の一つに「お」をつけてみたくなりますが、これに「お」がついた日本語は聞いたことがありませんね。

 なんでも「お」をつければ、いいというものではありませんよ。

 「はんぺん」は「はんぺん」です。

 「おはんぺん」ってのは、いけませんよ。

 逆毛がたちます。

 不思議なもので、こうして「あて」について考えているうちに、だんだん馴染んできて「あて」のほうがおいしそうに思えてきました。

 さすが食い道楽で知られているだけあって「あて」のほうが小鉢に入っていたり、おてしょに盛られていたりして、ずいぶんと手間がかかっていそうです。

 そう考えると「おつまみ」というのは愛想がないかもしれません。

 「スルメイカ」とか「えだまめ」や「かまぼこ」に「はんぺん」みたいな?

 今回はその「はんぺん」でした。

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