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【専門医に聞く 認知症医療の最新現場】早期発見へ承認待たれる新薬&新検査法 「アデュカヌマブ」と「アミロイドPET」 (1/3ページ)

 アルツハイマー型認知症の検査法はいくつかあり、一つの検査だけで確定診断を下すことはできない。複数の検査結果を検証し、総合的に診断につなげていく必要があるのだ。そんな中、近く承認される可能性のある治療薬が注目されている。この薬は、新たな検査法との組み合わせで威力を発揮するという。

 従来のアルツハイマー型認知症の検査は、問診による症状の確認、血液検査、心理検査(長谷川式スケールなど)、MRI(核磁気共鳴画像法)、SPECT(ラジオアイソトープ検査)などが一般的だ。

 長谷川式スケールとは、「あなたの年齢は?」「今日の日付は?」などの見当識や、簡単な計算、記憶問題などから認知症の可能性をスクリーニングする検査法。

 これらの結果を総合して認知症か否かを診断していくのだが、これで見つかるのは、すでに認知症を発症しているか、その前段階のMCI(軽度認知障害)の後期だ。

 「この段階で診断が下ったとしても、治療によって劇的に改善することは困難。もっと早期で見つけ出し、効果的な治療につなげるべき」と語るのは、アルツクリニック東京(東京都千代田区)院長で精神科医の新井平伊医師。詳しく解説してもらおう。

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