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【専門医に聞く 認知症医療の最新現場】次第に見え始めた“怪物”の正体 「健脳ドック」で将来にリスク持つ人の共通点も (3/3ページ)

 そう語る新井医師は、この検査結果を集積し、より適切な検査基準の構築を目指したいという。

 「当院が行う『健脳ドック』では、アミロイドPET以外にもMRIや血液検査など、多様な検査を組み合わせています。これらの検査結果を複合的に解析することで、将来にリスクを持つ人の共通点が見えてくるはず」

 アルツハイマー型認知症という怪物の正体が、次第に見え始めてきた。診断法や新薬の開発と合わせて、その進歩は加速度を付けてきている。

 遠くない将来、認知症を巡る勢力図が大きく塗り替えられる可能性が高まっているのだ。 (下山二郎)

  =おわり

 ■新井平伊(あらい・へいい) 1978年、順天堂大学医学部卒業。84年、同大学院修了。東京都精神医学研究所、順大医学部精神医学講座講師を経て、97年、同教授(大学院医学研究科教授併任)。2010年、順天堂越谷病院院長代行。12年、順天堂医院認知症疾患医療センター長を兼務。19年、アルツクリニック東京を開設し院長。順大名誉教授。日本老年精神医学会、日本認知症学会、日本精神神経学会のそれぞれ専門医と指導医。医学博士。

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