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【松浦達也 肉道場入門!】教えたいけど…行けなくなると困るフレンチの名店 東京・目黒「クロ・デ・グルメ」 (1/2ページ)

★絶品必食編 

 小体ながらいい店に会えたときには、なんとも複雑な気持ちになる。人に教えたくなるが、評判をとって自分が行けなくなっても困るからだ。

 昨年11月、東京・目黒にオープンした「クロ・デ・グルメ」はまさにそんな店だ。

 パリの同名店でも働いたオーナーシェフが腕をふるう。

 料理のスタイルは、正統派のフレンチだが、伝統的な形式にばかり、拘泥するわけではない。

 この店のメニューは、あらゆる意味で、客に寄り添う。

 料理に合うと思えば、ためらいなく、イタリアのワインをサーブするし、箸もナイフの脇にセット済み。どんな道具を使っても食べやすくなるよう、料理も調整されている。

 訪れた日は冷製の細麺パスタ、カッペリーニがメニューにあり、香り抜群のサマートリュフが散らされていた。

 ナイフ&フォークでも箸でも食べられる盛り付けで、しかも、料理7品+デザートで5500円という超破格値。

 メインとなる肉料理は、後半に一気に追い込んでくる。

 まずは去年閉店したパリの「クロ・デ・グルメ」本店のスペシャリテを受け継いだ「テート・デ・コション」。テートは頭、コションは豚を意味する。

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