記事詳細

【中原英臣 あの医療情報ウソ?ホント!】米FDAがコロナ回復者の「抗体」で治療 「血漿療法」は北里柴三郎の発見 (2/2ページ)

 血清療法と血漿療法は基本的には同じ考えの治療法です。血漿も血清も血液を遠心分離することで抽出しますが、血漿は血液を凝固させる前、血清は血液を凝固させた後に得られます。したがって血漿は血液凝固剤を含まれますが、血清には血液凝固剤が含まれていません。

 血漿療法よりも期待されているのが、回復者の血液から抽出した抗体をコピーしてつくる「人工抗体」です。アメリカの科学誌『Cell』によると、7月末の段階で40以上の人工抗体が開発され、そのうち8種類がすでに臨床試験に入っています。

 新型コロナウイルスの流行によって、新1000円札の顔になる北里が100年以上前に発見した治療法が脚光を浴びることになることは、日本にとって大変の誇らしいことです。

関連ニュース