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【Youtuberスーツの旅行記】都心最古の木造旅館「鳳明館」に宿泊 (1/3ページ)

 東京には多数の宿泊施設がありますが、その殆どはホテル形式です。勿論和風旅館もあるのですが、鄙びた温泉街にあるような昔風の建物で営業している施設に限定すると、その数はごく僅かとなります。なかでもおそらく最も古い「鳳明館」に先日宿泊してきました。

 鳳明館は本館、台町別館、森川別館の3つの建物で運営していて、本館は東京大学の赤門から歩いて3~4分ほどのところに立地しています。1905年に建てられ、今年で築115年。元々は東京帝国大学の学生が使う下宿だったそうで、戦後に旅館専門となったようです。東京にあった明治以前の木造建築は、1923年の関東大震災でことごとく倒壊、あるいは焼失してしまいましたが、東大や鳳明館のある本郷の地盤は強く、致命的な被害を免れたのでした。宿の名前は震災から不死鳥の如く復活するという思いを込めて「鳳明館」になりました。

 入口で靴を脱ぐと広間に通され、小さなテーブルの上で宿帳を記入。昔ながらの接客です。その奥にはお土産売り場がありました。ここは昔から修学旅行生が多く泊まるところで、ひと昔、ふた昔前のお土産が今でも販売されていました。皇居二重橋の後ろに菊の御紋が入ったプレートが目につきます。昔の中高校生はこういうものに興味があったのでしょうか。

 2階は回廊になっていて、ふすまで仕切られた部屋が並んでいます。思いのほか広い部屋の天井には、豪華な放射状の飾りがついていました。

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