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【大崎裕史 麺喰いにつき】半世紀以上前に東京出店 語り継がれる「桂花」の熊本ラーメン (1/2ページ)

 ここ数年、9月1日に「桂花」の「太肉麺(ターローメン)」を食べている。その理由は?

 9月1日はラーメン評論家・北島秀一さんの命日で今年は7回忌にあたる。彼と知り合って約20年間、ラーメンの食べ歩きやラーメン関係の仕事、食事会・飲み会、随分と時間を共有してきた。「ラーメン」がとりもつ縁であり、つながりであり、絆である。

 しかし、ラーメン食べ歩きのスタイルは大きく違っていた。私は典型的なコレクター(同じ店にはあまり行かずに、食べたことのない店を食べ歩くのが好き)で彼はリピーター(好きな店に通い詰めるのが好き)。

 そんな中でも「桂花愛」がすさまじく、年間300杯食べたことがあるというのだから恐れ入る。“年間300杯のラーメン”ですらなかなか大変なのに同じお店で300杯とは。

 彼と私の対談から引用してみる。

 北島さん『でもラーメンに開眼したのはかなり遅くて、大学への進学で上京してからなんです。もちろんそれ以前からラーメンは好きだったんですけど、渋谷にあった「桂花」の熊本ラーメンを食べて人生が変わりましたね! まさに劇的な出合いでした。スープは白いしキャベツはのってるし麺はカタイし、最初は「なんだコレ?」って思いましたよ。ところがものすごくうまくて本当に感動しました。それ以来、一番多い時で年間300杯くらい食べましたね(笑)』

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