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【食と健康 ホントの話】必要で安全な食品添加物を正しく理解 (1/2ページ)

 コロナ禍で外食が減り、中食や加工食品を購入する機会が増えた。その中食や加工食品に欠かせない食品添加物について、味の素主催の「食と健康の未来フォーラム」(8月31日)でオンラインの討論会が行われた。

 食品添加物は厚生労働省が精査して認めているものや、長年の食経験で健康被害がないことがわかっているものは、使用が認められている。同討論会の登壇者で、(公財)食の安全・安心財団理事長の唐木英明氏は、さらにこう説明する。

 「(食品)添加物はすべて、一生の間食べ続けていても、何の影響もない微量しか使っていません。発がん性あるいは体の蓄積性があるものはすべて使っていませんし、アレルギーの試験も非常に厳しくやっています」

 しかし、食品添加物のイメージはあまりよくない。とくに中高年以上の年齢層が厳しい目を向けがちなのは、高度経済成長期(1960年代前後)に多発した公害や、サリドマイド(妊娠初期に服用すると胎児の奇形を起こす鎮静・睡眠薬)薬害などの記憶が強く残っているためだろう。そこから、食品添加物や農薬など、「化学」「人工」と名の付くものは敬遠されるようになり、今に至る。

 食品添加物はさまざまな目的で使用されるが、主に次の4つに分類される(「食品衛生の窓」東京都福祉保健局HPより)。

 (1)製造や加工のために必要なもの

 (2)風味や外観を良くするためのもの

 (3)保存性を良くし食中毒を防止するもの

 (4)栄養成分を強化するもの

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