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【季節の変わり目 心身の不調防衛術】新生活様式を乗り切る10カ条! 古賀良彦・杏林大名誉教授が指南 (1/2ページ)

 今年の季節の変わり目は、異常気象やコロナ自粛・環境の変化で、例年以上に体調を崩しやすいことを紹介してきた。防衛策は、視点を変えることで誰もが取り組める。

 「コロナによる新しい生活様式は、今後も続きます。コロナの支配下に置かれ続けられてしまうと悲観するのではなく、自分自身で新しい生活を築くことを考えましょう。それが、健康に役立つともいえるのです」

 こう話すのは、杏林大学名誉教授の古賀良彦医師。『パンデミックブルー(感染爆発不安)から心と体と暮らしを守る50の方法』(亜紀書房)などの著者で、精神科医としてストレス解消の啓発活動にも尽力している。

 「悲観はストレスを後押しし、自律神経のバランスを崩すことにつながります。生活の中にちょっとした楽しみを感じながら、前向きに生きることが大切です。それが、自律神経のバランスを保ち、ストレス解消にも役立ちます」

 コロナ禍や自然災害などが重なると、前向きな気持ちを持つのは難しい。朝起きる気力も失われ、一日中ふとんの中といったことは起こり得る。だが、その気持ちのまま生活を続けてしまうと、自律神経のバランスは崩れ、心身に悪影響を及ぼすことにつながる。

 「気持ちを切り替えるには、普段通りの行動を起こすことが大切といえます。自宅にいる時でも、一定の時間に起きて身支度を整え、朝食をとる。この習慣は欠かせません」

 仮に以前の生活とは全く異なった状況でも、起床時間や身支度、食事など、タイムスケジュールで生活のリズムを整え、それに行動を重ねるのが健康維持のコツ。1日3食の食事をしっかりとりながら、仕事探しや資格取得の勉強など、今できることに取り組む。

 体力強化の運動も欠かせない。今後は3密を避けながらの外出も必要となるだろう。帰宅後には、コロナ予防のためにすぐに入浴し、ゆっくり夕食をとる。このような当たり前の生活が、ストレスによる体調不調を退けてくれるという。

 「生活リズムを正すと生体リズムが整えられ、自律神経のバランスがとりやすくなります。すると、心身や脳へも良い影響がもたらされ、前向きな気持ちの後押しもしてくれるでしょう」

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