記事詳細

【長田昭二 ブラックジャックを探せ】脊椎脊髄外科の“未解明”領域に挑む 国際医療福祉大学三田病院・脊椎脊髄センター医師の磯貝宜広さん (1/2ページ)

 側弯症、腰椎すべり症、首さがり症候群…。身近にその疾患の患者がいなければ、どんな病気なのか想像が付かないかもしれない。いずれも整形外科領域の、日常生活に大きな不自由をもたらす厄介な病気だ。

 これら背骨を中心に起きる疾患を診る「脊椎脊髄外科」の領域で頭角を現す若手医師がいる。国際医療福祉大学三田病院(東京都港区)脊椎脊髄センターの磯貝宜広医師だ。

 「脊椎脊髄外科で扱う疾患には、治療法の確立されていない難治性の疾患も多い。同じやるなら“未解明”の領域に挑みたい-と考えてこの道に進みました」と語るように、チャレンジ精神は旺盛だ。

 冒頭で挙げた3つの疾患の他にも、脊椎脊髄外科の対象疾患は大掛かりな手術を必要とするものも少なくない。しかし、磯貝医師の姿勢は慎重だ。

 「すべてを一律で考えるのではなく、個々の患者さんにとって最適な治療法は何なのかを考えて実践するようにしています。投薬やリハビリで様子を見ているうちに改善する可能性があればそうするし、手術が不可欠と判断すれば患者さんのためにも躊躇(ちゅうちょ)なく手術を選びます」

関連ニュース