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【今から始めよう!70代まで働く健康術】地域活動への積極的な参加で認知症リスク低減 自分でサークル発足も (1/2ページ)

 65歳以上になって働くとき、生きがい目的と金銭目的では、後者の人は「健康」と感じる主観的健康観が前者と比べて、悪化しやすいことを前回紹介した。一方、余暇で地域参加すると、ストレス発散に加えて認知症のリスクを軽減する可能性がある。

 65~74歳で地域活動に参加していない人は、参加している人よりも認知症発症リスクが22%も高い。逆に、地域活動に参加して役職についていると、単に参加している人よりも認知症のリスクは19%も低いとの研究報告があった。

 「運動習慣は認知機能の低下を遅らせることができますが、社会参加も重要です。他人に必要とされることが、さらに認知機能の低下の抑制に寄与すると考えられるのです」

 こう話すのは、先の研究を主導した東京都健康長寿医療センター研究所介護予防・フレイル予防推進支援センターの根本裕太研究員。疫学研究を進める一方で、高齢になっても元気に過ごすための研究に従事している。

 「女性は比較的若い頃から地域社会とのつながりがありますが、男性は退職してからという人が多い。また、地域になじめないという方もいます。それを避けるには、若い頃から積極的に参加する意識を持つと同時に、地域社会も、老若男女の誰もが参加しやすい仕組みが、必要ではないかと考えています」

 たとえば、比較的若い人が休日に地域社会へ参加しようと地域活動プログラムを見ると、高齢者向けの運動教室など、若い人が参加しづらい内容が並んでいることがある。これでは、早くからの地域参加は難しい。

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