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【人生100年時代 これから、どうする】環境の変化に注意! 高齢者のうつ病「老人性うつ」に備えよ (1/3ページ)

 高齢化が進んでいるが、高齢者のうつ病「老人性うつ」が増えているのをご存じだろうか?

 少し古いデータになるが、厚生労働省が2008年に発表した「男女年齢別総患者数」資料によると、60~70代の女性の患者数が増加しており、患者数が最も多いのもこの層となっている。

 つまり、現役の若年世代と比べても高齢者のうつ病は決して少なくないのだ。

 では「老人性うつ」はどういう原因で起こるのか? 1つにはストレスが関係している場合が多いといわれている。

 例えば、会社を退職してすることがない、子供が独立したことなどによる生活環境の変化、身近な友人や配偶者との死別、もちろん、ペットが亡くなったという場合も原因に含まれるそうだ。

 さらには老化に伴って病気にかかりやすくなったり、体力が衰えるなどの「喪失体験」がきっかけとなることも少なくないらしいが、高齢者特有の要因として、脳の機能低下があるともいわれている。

 つまり、脳の血流が悪くなり、感情や意欲に関する機能が低下すると、うつ病を引き起こしやすくなるということだ。

 これらの原因をかんがみれば、読者の皆さんも、この先の人生で「老人性うつ」は誰にでも起こりうることなのだと認識したのではないだろうか。まさに、人生100年を健康に過ごすためには、この「心の健康」を維持することにも備えておくことが必要なことなのだ。

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