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【元首相主治医が明かす 政治家と病】「病気隠し」は憲法違反のアメリカ トランプ大統領は認知症テストも (1/3ページ)

 安倍晋三前首相が病気で辞任して以来、政治家の健康への関心が高まっている。安倍氏は病名を公表して辞任した戦後2人目の総理だが、アメリカでは大統領は常に健康状態を公表しなければならない。健康診断を受け、その結果を国民に報告するのは、大統領の義務だからだ。

 米大統領選が佳境だが、ドナルド・トランプ大統領は、すでに健診結果を公表している。就任以来3回の健診を行っており、その3回目の結果を専属医、ショーン・コンリー氏が公表している。それによると、「大統領はBMIでは依然として肥満ではあるものの健康」だという。コレステロール値は過去2回と比較して下がったが、高コレステロール血症治療薬「クレストール」を1日当たり40ミリグラム服用している。また、血圧は標準よりやや上昇したという。

 驚くのは、トランプ大統領が認知症のテストまで行ったことだ。このテストは、「person」「woman」「man」「camera」「TV」という5つの単語を聞かされ、ほかの質問に答えた数分後に、その言葉を繰り返すというもの。テレビ出演でこれを公表したトランプ大統領は、「テスト全体で好成績を得た」と強調してみせた。そして、対立候補のジョー・バイデン元副大統領にも、これを受けるようにと挑発した。

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