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【マンガ探偵局がゆく】横山光輝のヤンキーマンガ? 番長連合との闘いを描く異色作『あばれ天童』 (1/2ページ)

 今回は「マンガ界のエンターテイナー」と呼ばれた横山光輝に関する依頼だ。

 「ステイホーム中に『三国志』を全巻読破して横山光輝さんのファンになりました。その後も『鉄人28号』や『伊賀の影丸』『バビル2世』など片っ端から読んでいますが、ヤンキーマンガも描いているという話を耳にしました。どんなマンガなのでしょうか? 読みたいので教えてください」(40歳・元ヤンキー)

 

 「ヤンキーマンガ」と呼んでいいのかは微妙だが、依頼人が探しているのは『バビル2世』完結後の1973年から76年まで、「週刊少年チャンピオン」に連載された学園マンガ『あばれ天童』だろう。当時は「番長マンガ」と紹介されたこともあった。

 若葉学園に転校してきた山城天童はスポーツ万能。空手部では主将以下全員を一瞬にして倒し、鉄棒をやればウルトラCの連発。さらに、その器の大きさと度胸には本物のヤクザも一目置くほど。

 そんな天童の存在を快く思わないのが、不良学生たちを束ねる番長連合だった。無益な争いを望まない天童は、なんとか衝突を回避しようとしたが、番長連合は四天王を送って天童に迫った。

 天童を慕う黒住工業高校の番長・石倉は、番長連合を抜け、全国に手紙を送って、天童のためなら命も惜しまない仲間を呼び集めた。やってきたのは巨漢の頑鉄、忍者のように身軽なキザ男、バイク乗りのハヤテ…。

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