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【松浦達也 肉道場入門!】十勝でもレアなのに…? 貴重な「ホルジン」提供店を神田で発見 (1/2ページ)

 ★絶品必食編

 そろそろこの連載も200回を迎えるが、肉のまわりでは常に“事件”が起きている。

 約3年前、本連載の第51回で、北海道は十勝の“ホルジン”というメニューを取り上げた。

 ホルモン焼きとジンギスカン鍋を合体させた、欲張りメニューで、当時十勝でも提供する店はごくわずかだった。

 ところが先日、神田神保町の鉄板焼き店のカウンターに座ったら、メニューに「ホルジン」と書いてある。

 思わず「えっ。なんで!?」と声を上げてしまった。十勝でもレアなのに…? これは一も二もなく注文だ。

 かくして運ばれてきたのは、現地そのまま、独特の形状のホルジン鍋。信じられない。

 実はこの「MONMOM(モンモン)」、「十勝ハーブ牛」で知られる北海道の畜産大手「ノベルズ」直営の鉄板・焼肉業態店。この9月からホルジンを出し始めたという。

 浅い形のホルジン鍋にはホルモンとジンギスカン、玉ねぎに味噌ダレ。本場と同じだ。特殊な形状の鍋も十勝の鉄工所に特注したという。

 ちなみに十勝では「ホル」は豚のホルモンを使うが、この店では自社モノ--十勝ハーブ牛の小腸を使っているのだとか。これはうれしい!

 ホルモンは鮮度と素性が生命線だ。しかし流通する内臓肉は解体場での検査後、さまざまな個体のものが混ぜられてしまう。一般客は銘柄どころか「和牛」と「国産牛」を選ぶことすらできないのが、(通常の)ホルモンの世界なのだ。

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